23 Aug

HMV渋谷の閉店は大きなニュースだよ。音楽業界全体から見ても、超ビッグな出来事だ。
でもみんなにとっては街のCDショップがひとつ消えるというニュースでしかない。もうCDは買わないか、今後はまだ残っている店舗か、HMVオンラインやアマゾンで買うのだよ。
みんなの住む町にある小さな素敵なレストランが消えるという出来事とHMV渋谷の閉店は、実はそんなに大きな差はない。
さみしいよ。残念だ。でもMCでも言ったけれど、これは嫌みでもなんでもなく、みんなが店頭でCDを買わなくなったから実店舗が閉店になるわけで、それは経済事情という、これまた我々の日常生活の延長である現実の出来事でなんの不思議なことでもない。


でも非常階段インストアライブは、非・日常だったね。
そう、みんなが何かのきっかけで動けば、普通は想像も出来ないことがらだって起きる。
みんなの音楽に対するモチベーションが落ちているわけではない。音楽はなくなったりしないし、死んでもいない。
まだまだおもしろいこと、まだまだ想像も出来ないようなことはこれからも起こる。
新しいアーティストも新しい音楽もまだまだいっぱい出てくるし、ちょっとしたきっかけでみんなが出来ることはたくさんある。
そんな希望とか、夢とか、うまく言えないけれど、音楽の未来はまだまだいっぱい残っているんだなあと実感できる瞬間が21日のイベントには確実にあったと思う。だからお客さんもHMV渋谷のスタッフも、オレもみんなニコニコだったんだと思う。

みんなお金ないじゃん。オレもないよ。(笑)
じゃあ、無料でいいじゃない。1969年ウッドストック・フェスティバルに集まった40万人の観客の半分以上はお金を払わないで入場したらしいじゃない。お金のないヤツは音楽聞いたらダメなの?そうじゃないよねえ。
HMVのインストアのイベントも写真・ビデオは撮影禁止だったけれど、みんなバンバンとってすぐにyoutubeにあげてるじゃない。いいじゃん、やっちゃえやっちゃえ。オレは勝手にustreamで放送するヤツいたっておもしろいのにと思ってたんだよ。


何年か前にこのブログに書いたね。今の「音楽」は一旦終わる。でも次の「音楽」が始まる。
8月21日の非常階段HMV渋谷インストアライブは、もしかしたらその古い音楽が終わる瞬間だったのかもしれない。その現場にたくさんの人が立ち会った出来事だったのかもしれない。そしてノイズ演奏して盛り上がってモッシュして絶叫して、それがyoutubeにあがった瞬間が、新しい音楽とやらのスタートした瞬間かもしれない。そのことを実現したのは非常階段ではなく、集まった何百人かの音楽ファンのみなさんだと思いますよ。

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